反省もそこそこ、エーザイが突き進む「マイ・ウェイ」
またも中計未達、めざすは5年後の「U字回復」
2016年5月1日号
「いつの間にか、誰も『国内大手4社』という呼び方はしなくなった。武田薬品とアステラス製薬に第一三共を加えれば『大手3社』だが、上位2社とは規模感(第一三共の16年3月期予想売上高は9800億円)以上に、差が付いてしまった印象だ」(証券アナリスト)
10年4月に新薬創出・適応外薬解消等促進加算が薬価制度に試行導入されて丸6年を迎えたこの4月、“元大手”2社に象徴的な出来事があった。
ひとつは第一三共が3月31日に発表した、新たな中期経営計画。17年3月期を起点に、25年に「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」への脱皮をめざして、今後5年間の中計期間中に事業戦略の「トランスフォーメーション」(変容)を図るというものだ。ARB「オルメサルタン」を筆頭に、少なくともグローバルの新薬事業では専ら循環器の印象しか残せていない同社だが、この立ち位置を向こう10年で、「が...
「いつの間にか、誰も『国内大手4社』という呼び方はしなくなった。武田薬品とアステラス製薬に第一三共を加えれば『大手3社』だが、上位2社とは規模感(第一三共の16年3月期予想売上高は9800億円)以上に、差が付いてしまった印象だ」(証券アナリスト)
10年4月に新薬創出・適応外薬解消等促進加算が薬価制度に試行導入されて丸6年を迎えたこの4月、“元大手”2社に象徴的な出来事があった。
ひとつは第一三共が3月31日に発表した、新たな中期経営計画。17年3月期を起点に、25年に「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」への脱皮をめざして、今後5年間の中計期間中に事業戦略の「トランスフォーメーション」(変容)を図るというものだ。ARB「オルメサルタン」を筆頭に、少なくともグローバルの新薬事業では専ら循環器の印象しか残せていない同社だが、この立ち位置を向こう10年で、「がん事
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