医薬経済オンライン

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漢方処方 千差万様

症例「教職員の病」

第15回

安廣誠心堂薬局 安廣嘉人

2016年5月1日号

 精神の病は社会生活を送るうえで、大きな問題として捉えられるようになってきました。そんななか、私のところへ最近相談に来られる方に教職員が多いことを不思議に思い、ネットで検索したところ、多くの教職員が精神の病が原因で休職や離職しているといった話が、相談コーナーや掲示板などにたくさん載っているのを目の当たりにして驚きました。  また、文部科学省が11年度に発表した「公立学校教職員の人事行政状況調査」には、精神疾患による休職者数が多いとの調査結果がありました。それによると在職者に占める精神疾患での休職者の割合は10年で約2倍になる一方で、精神疾患以外の休職者はほぼ横ばいでした。そして休職者の4割強が休職を継続し、約2割が退職しているとのことです。  休職教員の約半数は、所属校への勤務後2年以内に休職しています。年代別では40歳代と50歳代以上が多く、男女別...  精神の病は社会生活を送るうえで、大きな問題として捉えられるようになってきました。そんななか、私のところへ最近相談に来られる方に教職員が多いことを不思議に思い、ネットで検索したところ、多くの教職員が精神の病が原因で休職や離職しているといった話が、相談コーナーや掲示板などにたくさん載っているのを目の当たりにして驚きました。  また、文部科学省が11年度に発表した「公立学校教職員の人事行政状況調査」には、精神疾患による休職者数が多いとの調査結果がありました。それによると在職者に占める精神疾患での休職者の割合は10年で約2倍になる一方で、精神疾患以外の休職者はほぼ横ばいでした。そして休職者の4割強が休職を継続し、約2割が退職しているとのことです。  休職教員の約半数は、所属校への勤務後2年以内に休職しています。年代別では40歳代と50歳代以上が多く、男女別で

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