OBSERVER
藤原英憲 日本薬剤師会常務理事
2016年4月15日号
職能を知ってもらう機会──20年に東京五輪が開催されます。「スポーツファーマシスト」にとっては一大イベントです。藤原 選手の「うっかりドーピング」を何としてでも防ぎたい。スポーツファーマシストの活動自体は、03年の国体で静岡県薬剤師会が選手の相談に乗るかたちで始まり、09年に日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の認定制度となった。故意のドーピングを防ぐというよりも、普段使っているものに禁止薬物が含まれていないかを確認することがメイン。持病を抱える選手の常備薬だけでなく、例えば、突然かぜをひいた場合、相談があれば服薬可能なOTC薬を紹介することができる。もし「葛根湯」「エフェドリン」が含まれていれば、ドーピング検査にひっかかってしまう。つい使用してしまった、と言っても、検査で陽性になれば選手生命に影響する。 毎年全国各地で国体が開かれているが、...
職能を知ってもらう機会──20年に東京五輪が開催されます。「スポーツファーマシスト」にとっては一大イベントです。藤原 選手の「うっかりドーピング」を何としてでも防ぎたい。スポーツファーマシストの活動自体は、03年の国体で静岡県薬剤師会が選手の相談に乗るかたちで始まり、09年に日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の認定制度となった。故意のドーピングを防ぐというよりも、普段使っているものに禁止薬物が含まれていないかを確認することがメイン。持病を抱える選手の常備薬だけでなく、例えば、突然かぜをひいた場合、相談があれば服薬可能なOTC薬を紹介することができる。もし「葛根湯」「エフェドリン」が含まれていれば、ドーピング検査にひっかかってしまう。つい使用してしまった、と言っても、検査で陽性になれば選手生命に影響する。 毎年全国各地で国体が開かれているが、県薬
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