医薬経済オンライン

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薬科大のあまりに大きい「格差」

入学者の6割しか合格できなかった薬剤師国家試験

2016年4月15日号

 第101回薬剤師国家試験の結果が発表された。結果は1万4949人が受験して1万1488人が合格。合格率は全体(国公立と既卒を含む)で76.85%に達し、3年ぶりの好結果だった。2月末の試験後、多くの予備校が必須問題は平易、理論問題と実践問題は中くらいか、やや易しく、合格率は80%を超えるだろうと予想したが、実際は80%に届かなかった。それでも新卒の合格率は86.24%に達している。一昨年、昨年と2年続いて難問が多かったと言われたが、今年はその難関を突破したかのようだ。  東京薬科大学の今西信幸理事長は「今年の成績は喜ばしい結果だったと思いますね。一昨年、昨年に続いて、必須問題も理論問題も実践につながるものになっていていい問題が多かった」と高く評価する。合格率が上昇し喜ぶ薬科大もあれば、結果が伸びず、「理事長の機嫌が悪い」と教授たちが戦々恐々としている薬科大もある。...  第101回薬剤師国家試験の結果が発表された。結果は1万4949人が受験して1万1488人が合格。合格率は全体(国公立と既卒を含む)で76.85%に達し、3年ぶりの好結果だった。2月末の試験後、多くの予備校が必須問題は平易、理論問題と実践問題は中くらいか、やや易しく、合格率は80%を超えるだろうと予想したが、実際は80%に届かなかった。それでも新卒の合格率は86.24%に達している。一昨年、昨年と2年続いて難問が多かったと言われたが、今年はその難関を突破したかのようだ。  東京薬科大学の今西信幸理事長は「今年の成績は喜ばしい結果だったと思いますね。一昨年、昨年に続いて、必須問題も理論問題も実践につながるものになっていていい問題が多かった」と高く評価する。合格率が上昇し喜ぶ薬科大もあれば、結果が伸びず、「理事長の機嫌が悪い」と教授たちが戦々恐々としている薬科大もある。今年

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