世界の医薬品業界
変革期に入った米国の医薬品業界
第109回
医薬評論家 五條正也
2016年4月15日号
3月中下旬には米国の医薬品流通で大きなニュースが報じられている。重要な3つを紹介しよう。
3月16日:米国最大の医薬品卸マッケソンが従業員の4%に相当する1600人を削減すると発表した。大手顧客でPBM3位のオプタムRxを失い、ディスカウント大手ターゲットが持つ薬局事業は2位のCVS薬局が買収。長年の主要顧客である薬局チェーン3位のライトエイドは最大手のウォルグリーンが買収予定で、それらの契約も失うことが大きな理由だ。
3月17日:最大手薬局チェーンのウォルグリーンが医療保険最大手ユナイテッド・ヘルス傘下のオプタムRx(加入者数6600万人)と提携。17年からオプタム加入者に通常の薬局価格より安く提供することで、市場が拡大する処方箋薬を増やす。薬局チェーンのライトエイド(店舗数約4600、重複店舗は一部売却される予定)も秋頃には買収を完了すると見込まれ、多くの患...
3月中下旬には米国の医薬品流通で大きなニュースが報じられている。重要な3つを紹介しよう。
3月16日:米国最大の医薬品卸マッケソンが従業員の4%に相当する1600人を削減すると発表した。大手顧客でPBM3位のオプタムRxを失い、ディスカウント大手ターゲットが持つ薬局事業は2位のCVS薬局が買収。長年の主要顧客である薬局チェーン3位のライトエイドは最大手のウォルグリーンが買収予定で、それらの契約も失うことが大きな理由だ。
3月17日:最大手薬局チェーンのウォルグリーンが医療保険最大手ユナイテッド・ヘルス傘下のオプタムRx(加入者数6600万人)と提携。17年からオプタム加入者に通常の薬局価格より安く提供することで、市場が拡大する処方箋薬を増やす。薬局チェーンのライトエイド(店舗数約4600、重複店舗は一部売却される予定)も秋頃には買収を完了すると見込まれ、多くの患者
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