医薬経済気象台
景気対策として財政出動は確実に
—サミット成功のためにも重要—
2016年4月15日号
3月調査の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)が発表されたが、企業の景況感悪化を示す内容だった。もっとも、最近の経営環境、経済指標から考えれば、悪化は当然だった。すでに12月調査時点の先行き判断DIで悪化を予想していたから、驚く結果ではなかった。
大企業の業況判断DIは、製造業が22で昨年12月と比較して▲6ポイント、非製造業が22で▲3ポイントだった。12月時点での予想は製造業が▲5ポイント、非製造業が▲7ポイントだったから、製造業は予想より低下幅が大きく、非製造業は小さかった。製造業のDIは13年6月調査以来2年9ヵ月ぶりの低い水準だ。
製造業と非製造業で景況悪化に開きがあったことが注目されるが、環境変化による影響の違いがあった。製造業は自動車・電機・機械など海外景気や為替の影響を受ける業界が多数を占め、新興国経済の減速、円高の進行などの影響が出てきて...
3月調査の日銀短観(全国企業短期経済観測調査)が発表されたが、企業の景況感悪化を示す内容だった。もっとも、最近の経営環境、経済指標から考えれば、悪化は当然だった。すでに12月調査時点の先行き判断DIで悪化を予想していたから、驚く結果ではなかった。
大企業の業況判断DIは、製造業が22で昨年12月と比較して▲6ポイント、非製造業が22で▲3ポイントだった。12月時点での予想は製造業が▲5ポイント、非製造業が▲7ポイントだったから、製造業は予想より低下幅が大きく、非製造業は小さかった。製造業のDIは13年6月調査以来2年9ヵ月ぶりの低い水準だ。
製造業と非製造業で景況悪化に開きがあったことが注目されるが、環境変化による影響の違いがあった。製造業は自動車・電機・機械など海外景気や為替の影響を受ける業界が多数を占め、新興国経済の減速、円高の進行などの影響が出てきてい
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