医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

医師主導治験にもっと注目を

企業の創薬パラダイムシフトになる

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2016年4月15日号

 日本医療研究開発機構(AMED)が発足して約1年、変化の波で最も感じることは医師主導治験が予想以上に活発になり、製薬企業を刺激していることだ。臨床試験や臨床研究を取り巻く環境は、劇的に変化していると言わざるを得ない。 現在、外資系企業を中心に研究開発拠点を日本ではなく他国に移し始め、今日では日本に主たる開発拠点を構えている企業は多いとは言えない。また、日本企業も海外での売上げ比率が増していけばいくほど優秀な研究者も海外で調達していくほうが効率はいい。 以前は細々とされていた医師主導治験がAMEDや厚生労働省の予算が付きやすくなったこともあり、いろんな分野で幅広く知見が共有されるようになった。2月に実施されたAMED関連の研究発表会でもアカデミア主体の治験の途中結果の発表に関して、多くの演題が集まっていた。「海外ではすでに承認されているが...  日本医療研究開発機構(AMED)が発足して約1年、変化の波で最も感じることは医師主導治験が予想以上に活発になり、製薬企業を刺激していることだ。臨床試験や臨床研究を取り巻く環境は、劇的に変化していると言わざるを得ない。 現在、外資系企業を中心に研究開発拠点を日本ではなく他国に移し始め、今日では日本に主たる開発拠点を構えている企業は多いとは言えない。また、日本企業も海外での売上げ比率が増していけばいくほど優秀な研究者も海外で調達していくほうが効率はいい。 以前は細々とされていた医師主導治験がAMEDや厚生労働省の予算が付きやすくなったこともあり、いろんな分野で幅広く知見が共有されるようになった。2月に実施されたAMED関連の研究発表会でもアカデミア主体の治験の途中結果の発表に関して、多くの演題が集まっていた。「海外ではすでに承認されているが、日

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