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データズームイン

調剤医療費はどう変化する

2016年4月15日号

 調剤報酬改定が4月1日から実施された。「かかりつけ薬剤師」に選ばれて、調剤報酬を得ようとする動きがどうなっていくのか。6月頃までには一定の方向性が明らかになるだろう。 今回の調剤報酬改定は、改定をウォッチしてきた製薬業界の営業幹部は「これまでと比べ異質」と解説する。「人に報酬をつけると言っていたので、改定の内容はそのとおりなのだが、薬剤師の本来業務である『調剤』がかなり厳しい設定になっている」と見ている。 そこで改めておさらいしておきたいのが厚生労働省の調剤医療費の動向だ。現在、15年10月まで出ているが4月からの7ヵ月間の累計は4兆3955億円で7.6%増となっている。調剤基本料は3044億円で8.0%増と高い。調剤料は4849億円で1.7%の伸びにとどまる。絶対額では調剤料のほうが上なのだが、伸び率にこれだけの差があるということは、どういうことだろうか。 15年度...  調剤報酬改定が4月1日から実施された。「かかりつけ薬剤師」に選ばれて、調剤報酬を得ようとする動きがどうなっていくのか。6月頃までには一定の方向性が明らかになるだろう。 今回の調剤報酬改定は、改定をウォッチしてきた製薬業界の営業幹部は「これまでと比べ異質」と解説する。「人に報酬をつけると言っていたので、改定の内容はそのとおりなのだが、薬剤師の本来業務である『調剤』がかなり厳しい設定になっている」と見ている。 そこで改めておさらいしておきたいのが厚生労働省の調剤医療費の動向だ。現在、15年10月まで出ているが4月からの7ヵ月間の累計は4兆3955億円で7.6%増となっている。調剤基本料は3044億円で8.0%増と高い。調剤料は4849億円で1.7%の伸びにとどまる。絶対額では調剤料のほうが上なのだが、伸び率にこれだけの差があるということは、どういうことだろうか。 15年度な

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