話題の焦点
「乳房温存でなく全摘を希望」
2016年4月1日号
発がんしているわけでもないのに、まだ健康状態にある美しき乳房を全摘してしまった人気女優アンジェリーナ・ジョリーの潔さには、実にびっくりさせられた。 そんな彼女にあやかったのかどうか定かではないが、国内では最近、乳がん治療において乳房全摘術が急増している。 これまでは、術後の整容性を強く希望する傾向があって、極力、切除範囲を小さくする乳房温存術が主流となっていたのだが。 女性患者の考え方を大きく変えたキッカケとしては、13年のインプラントによる乳房再建の保険適用が大きく影響したと思われる。 これを機に、整容性をめざす形成外科医と根治性をめざす乳腺外科医とのコラボが、実にうまく機能するようになった。 その結果、新たな術式・乳頭くり抜き乳輪温存皮下乳腺全摘術なるものも開発され、さらなる進化が続く。 (ヤットコ)
発がんしているわけでもないのに、まだ健康状態にある美しき乳房を全摘してしまった人気女優アンジェリーナ・ジョリーの潔さには、実にびっくりさせられた。 そんな彼女にあやかったのかどうか定かではないが、国内では最近、乳がん治療において乳房全摘術が急増している。 これまでは、術後の整容性を強く希望する傾向があって、極力、切除範囲を小さくする乳房温存術が主流となっていたのだが。 女性患者の考え方を大きく変えたキッカケとしては、13年のインプラントによる乳房再建の保険適用が大きく影響したと思われる。 これを機に、整容性をめざす形成外科医と根治性をめざす乳腺外科医とのコラボが、実にうまく機能するようになった。 その結果、新たな術式・乳頭くり抜き乳輪温存皮下乳腺全摘術なるものも開発され、さらなる進化が続く。 (ヤットコ)
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