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海外時報

バリアント「 破綻」と医療改革の行方

トランプの薬価批判はウォール・ストリート流への反感

2016年4月1日号

 重い肺炎から回復したCEOが復帰、遅れていた15年第4四半期業績を報告し、ようやく16年の展望を示したバリアント・ファーマシューティカルズの株価が1日で51%下げ、翌週、取締役会が新CEO探しに着手したと発表するまで株価は下がり続けた。  ニッチ領域の競争のない薬剤の権利を手にして数倍、数十倍に値上げする。32歳の“悪ガキ”CEO(チューリング)とともに、薬価高騰を社会的関心事にしてしまった元凶バリアントは、昨年末、批判の嵐のなかで示した16年展望を下方修正した。しかも、15年の財務報告提出が遅れ、債務不履行に陥りかねないとして不興を買った。売上高は110〜120億ドルと6〜12%、1株当たり収益は9.50〜10.50ドルと25%前後も下げる予測になった。  不適切会計の責任、300億ドルの負債返済の督促、証券監視委員会の調査など、嵐は収まる気配がなく、「倒産はないと保証でき...  重い肺炎から回復したCEOが復帰、遅れていた15年第4四半期業績を報告し、ようやく16年の展望を示したバリアント・ファーマシューティカルズの株価が1日で51%下げ、翌週、取締役会が新CEO探しに着手したと発表するまで株価は下がり続けた。  ニッチ領域の競争のない薬剤の権利を手にして数倍、数十倍に値上げする。32歳の“悪ガキ”CEO(チューリング)とともに、薬価高騰を社会的関心事にしてしまった元凶バリアントは、昨年末、批判の嵐のなかで示した16年展望を下方修正した。しかも、15年の財務報告提出が遅れ、債務不履行に陥りかねないとして不興を買った。売上高は110〜120億ドルと6〜12%、1株当たり収益は9.50〜10.50ドルと25%前後も下げる予測になった。  不適切会計の責任、300億ドルの負債返済の督促、証券監視委員会の調査など、嵐は収まる気配がなく、「倒産はないと保証できる

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