医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

消費税再増税は先送りの公算

—経済失速の懸念に対応—

2016年4月1日号

 景気情勢は依然さえない。清水の舞台から飛び降りるほどの決断で踏み切った日銀のマイナス金利導入も、現状では期待した効果を生んでいない。効果が出てくるには時間がかかるにしても、マイナス金利導入によって米国との金利差が拡大し、為替は円安に動くと考えたものの、導入から1ヵ月経過しても、円高・ドル安水準が定着している。しかも3月16日の米連邦準備制度理事会(FRB)で追加の利上げを見送り、そのペースも当初の年4回から2回にとどまる可能性を示唆したことを受け、円高方向への動意を見せている。  黒田東彦日銀総裁は、3月15日の金融政策決定会合後の記者会見で、貸し出しの基準金利や住宅ローン金利が低下、マイナス金利の効果が表れており、今後実体経済や物価面にも波及していくとの見通しを示した。さらに必要ならば量・質・金利の3つの次元で追加的な金融緩和措置を講じると強...  景気情勢は依然さえない。清水の舞台から飛び降りるほどの決断で踏み切った日銀のマイナス金利導入も、現状では期待した効果を生んでいない。効果が出てくるには時間がかかるにしても、マイナス金利導入によって米国との金利差が拡大し、為替は円安に動くと考えたものの、導入から1ヵ月経過しても、円高・ドル安水準が定着している。しかも3月16日の米連邦準備制度理事会(FRB)で追加の利上げを見送り、そのペースも当初の年4回から2回にとどまる可能性を示唆したことを受け、円高方向への動意を見せている。  黒田東彦日銀総裁は、3月15日の金融政策決定会合後の記者会見で、貸し出しの基準金利や住宅ローン金利が低下、マイナス金利の効果が表れており、今後実体経済や物価面にも波及していくとの見通しを示した。さらに必要ならば量・質・金利の3つの次元で追加的な金融緩和措置を講じると強調し

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