心臓病の子どもの集い　こぐま園

Patient Relations

心臓病の子どもの集い　こぐま園

2016年4月1日号

お母さんの「ケア」も重要田中千賀子代表　部屋中に響く、おもちゃの音とお母さんたちのおしゃべり声──。今日も東京都渋谷区にある公民館の一室は賑わっているのではないだろうか。　3月中旬に訪れた際、入り口の引き戸付近にたたずむ黒板には何人かの子どもの名前が書かれていた。今日欠席の子どもたちという。かぜの流行かと思いきや、聞けば卒園式が3日後に迫っているとのことだった。わが子に卒園証書を受け取らせたい。当日欠席しないようにと、つい休ませてしまうのも親心だろう。　ことさら、病を抱える子どもの親であればその思いも強いのではないか。月曜日と木曜日の週2回保育を行う「こぐま園」（田中千賀子代表）を利用する子どもたちは、生まれつき心臓病（先天性心疾患）を患う。元気に遊び回る子どもたちを見れば想像つかないが、運動や日常生活の制限も多いという。今年で設立44年目を迎... お母さんの「ケア」も重要田中千賀子代表　部屋中に響く、おもちゃの音とお母さんたちのおしゃべり声──。今日も東京都渋谷区にある公民館の一室は賑わっているのではないだろうか。　3月中旬に訪れた際、入り口の引き戸付近にたたずむ黒板には何人かの子どもの名前が書かれていた。今日欠席の子どもたちという。かぜの流行かと思いきや、聞けば卒園式が3日後に迫っているとのことだった。わが子に卒園証書を受け取らせたい。当日欠席しないようにと、つい休ませてしまうのも親心だろう。　ことさら、病を抱える子どもの親であればその思いも強いのではないか。月曜日と木曜日の週2回保育を行う「こぐま園」（田中千賀子代表）を利用する子どもたちは、生まれつき心臓病（先天性心疾患）を患う。元気に遊び回る子どもたちを見れば想像つかないが、運動や日常生活の制限も多いという。今年で設立44年目を迎え

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