医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

医学界も無視できなくなった近藤誠「がん理論」③

第11回

鳥集徹

2016年4月1日号

 少し前の話題だが、近藤誠医師の話の締めくくりに、女優の川島なお美さんをめぐる論争について書きたい。昨年9月に肝門部胆管がんで亡くなったあと、近藤医師は川島さんが彼のセカンドオピニオン外来を訪れていたことを公表した。(「文藝春秋」15年11月号) 近藤医師は「故人には守秘義務がなくなる」と前置きしたうえで、川島さんには手術しても十中八九転移すると伝え、手術ではなく体の負担が少ないラジオ波焼灼術を勧めたと明かした。そして、川島さんが術後半年で再発したのは手術が原因だった可能性があり、手術を受けなければもっと長生きできたはずだと自説も展開した。 これに対し、医療界にさまざまな批判が渦巻いた。まず問題だったのは、いくら故人とはいえ無断で個人情報を公表したことだ。これは批判されて仕方ない。それから多かったのが、なぜ手術を受けないほうがよかったと断言で...  少し前の話題だが、近藤誠医師の話の締めくくりに、女優の川島なお美さんをめぐる論争について書きたい。昨年9月に肝門部胆管がんで亡くなったあと、近藤医師は川島さんが彼のセカンドオピニオン外来を訪れていたことを公表した。(「文藝春秋」15年11月号) 近藤医師は「故人には守秘義務がなくなる」と前置きしたうえで、川島さんには手術しても十中八九転移すると伝え、手術ではなく体の負担が少ないラジオ波焼灼術を勧めたと明かした。そして、川島さんが術後半年で再発したのは手術が原因だった可能性があり、手術を受けなければもっと長生きできたはずだと自説も展開した。 これに対し、医療界にさまざまな批判が渦巻いた。まず問題だったのは、いくら故人とはいえ無断で個人情報を公表したことだ。これは批判されて仕方ない。それから多かったのが、なぜ手術を受けないほうがよかったと断言でき

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