官庁ふるさと人脈
千葉県(中) 大石前総務事務次官は千葉高OB
2016年4月1日号
千葉県からは総務省の事務次官も出ている。前事務次官の大石利雄氏(東大法76年自治省、写真)は県立千葉高校の出身で14年7月から1年間務めた。省庁再編で生まれた総務省には自治省と郵政省、総務庁(行政管理庁)などが統合された。建設省や運輸省が統合した国土交通省の事務次官人事のように、歴代事務次官は当初、ほぼ1年ずつ出身母体からたすき掛け人事が行われていた。 現在の桜井俊事務次官は人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親として知られる。昨年7月に総務審議官から総務事務次官に就任した。旧郵政省出身者の中では早くから「将来の事務次官候補」と目されてきた人物だが、官邸サイドの介入などもあって就任が伸び、事務次官定年(62歳)間際の61歳での就任となった。 その前の大石氏は早くから旧自治省のエースで事務次官候補だったが、旧自治省同期の岡崎浩巳氏が14年7月まで...
千葉県からは総務省の事務次官も出ている。前事務次官の大石利雄氏(東大法76年自治省、写真)は県立千葉高校の出身で14年7月から1年間務めた。省庁再編で生まれた総務省には自治省と郵政省、総務庁(行政管理庁)などが統合された。建設省や運輸省が統合した国土交通省の事務次官人事のように、歴代事務次官は当初、ほぼ1年ずつ出身母体からたすき掛け人事が行われていた。 現在の桜井俊事務次官は人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親として知られる。昨年7月に総務審議官から総務事務次官に就任した。旧郵政省出身者の中では早くから「将来の事務次官候補」と目されてきた人物だが、官邸サイドの介入などもあって就任が伸び、事務次官定年(62歳)間際の61歳での就任となった。 その前の大石氏は早くから旧自治省のエースで事務次官候補だったが、旧自治省同期の岡崎浩巳氏が14年7月まで1年
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