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「研究論文第1位“厳格な降圧”」

2016年3月15日号

 医学研究者にとって心血管疾患への取組みは、最重要課題のひとつであり、次々と多くの論文が発表されている。 米国心臓協会及び脳卒中協会は、昨年に報告されたなかから最も先進的な研究トップ10を選出、その第1位に輝いたのは、これまでのガイドラインの推奨値を大幅に下回る「厳格な降圧」の研究だった。 50歳以上の高リスクな高血圧患者9000例超を研究対象とし、収縮期血圧120未満をめざした厳格降圧グループのほうが、140をめざすスタンダード降圧グループより、心血管死リスクが43%も大幅に低下したことが示されたのだ。 この成果は、近年の血圧目標の推奨値が緩和傾向にあることに対し、強く再考を迫るものであり、大変注目される。 血圧を一般的に指導されている数値より1割強低くすることが長寿につながるということになれば、実生活において、即実践を考えるべきである。 (ヤットコ)  医学研究者にとって心血管疾患への取組みは、最重要課題のひとつであり、次々と多くの論文が発表されている。 米国心臓協会及び脳卒中協会は、昨年に報告されたなかから最も先進的な研究トップ10を選出、その第1位に輝いたのは、これまでのガイドラインの推奨値を大幅に下回る「厳格な降圧」の研究だった。 50歳以上の高リスクな高血圧患者9000例超を研究対象とし、収縮期血圧120未満をめざした厳格降圧グループのほうが、140をめざすスタンダード降圧グループより、心血管死リスクが43%も大幅に低下したことが示されたのだ。 この成果は、近年の血圧目標の推奨値が緩和傾向にあることに対し、強く再考を迫るものであり、大変注目される。 血圧を一般的に指導されている数値より1割強低くすることが長寿につながるということになれば、実生活において、即実践を考えるべきである。 (ヤットコ)

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