医薬経済オンライン

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積年の医師偏在は解決するか

「復興の象徴」医学部新設の行く先は

東日本大震災5年間を見る

2016年3月15日号

「『創造的復興』として復興の種を撒いてきたが、かたちとなって見える年でもあろうかと思う」  東日本大震災から5年を迎える今年1月5日の年頭記者会見で、宮城県の村井嘉浩知事はそう語った。今年度末には、12年から配分されている国の集中復興期間が終了し、復旧・復興事業費に地元の負担が生じることになる。指定廃棄物や防波堤の問題など課題も残るなか、目に見えた成果として、多賀城高校の災害科学科設置、ドクターヘリの運行、そして「医学部もスタートする」ことに触れた。  37年ぶりに医学部新設が認められた東北医科薬科大学の開学が4月に控える。同大の前身は東北薬科大学で、宮城県にとっては、東北大学に次ぐ念願の医学部設置校だ。しかし、これは村井知事が当初描いた画とは少々異なっていた。 「『創造的復興』として復興の種を撒いてきたが、かたちとなって見える年でもあろうかと思う」  東日本大震災から5年を迎える今年1月5日の年頭記者会見で、宮城県の村井嘉浩知事はそう語った。今年度末には、12年から配分されている国の集中復興期間が終了し、復旧・復興事業費に地元の負担が生じることになる。指定廃棄物や防波堤の問題など課題も残るなか、目に見えた成果として、多賀城高校の災害科学科設置、ドクターヘリの運行、そして「医学部もスタートする」ことに触れた。  37年ぶりに医学部新設が認められた東北医科薬科大学の開学が4月に控える。同大の前身は東北薬科大学で、宮城県にとっては、東北大学に次ぐ念願の医学部設置校だ。しかし、これは村井知事が当初描いた画とは少々異なっていた。

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