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海外時報

指導力を発揮できるかFDA新長官

新大統領誕生前に終わらせたい行政改革

2016年3月15日号

 険しい党派対立を特徴とする近年の米国政治のなかで、医薬品行政は共和・民主両党が妥協、合意を探る努力が続いている珍しい領域だ。議会多数派が主導権を握るのは当然として、新薬の安全性と素早い市場アクセス、ブランド対ジェネリックなど、立場の違いを超えて、少数派が強く抵抗する政策の推進は控えている。民主党から共和党に支配が移り、保守強硬派の発言力が増してもこの様相は変わらなかった。  次期大統領候補の指名レースが熱気を帯びる今年、超党派の精神でFDA(食品医薬品局)改革、医薬品行政の課題に対処する法案作成が進んでいる。5年ごとに行われる、製薬会社が新薬承認審査費用として拠出するユーザー・フィー(FDA運営費)の更新期でもあり、新薬イノベーションの促進を軸に産業界の要望を取り込む機会になる。  一方、CMS(メディケア&メディケイド・サービス庁)の...  険しい党派対立を特徴とする近年の米国政治のなかで、医薬品行政は共和・民主両党が妥協、合意を探る努力が続いている珍しい領域だ。議会多数派が主導権を握るのは当然として、新薬の安全性と素早い市場アクセス、ブランド対ジェネリックなど、立場の違いを超えて、少数派が強く抵抗する政策の推進は控えている。民主党から共和党に支配が移り、保守強硬派の発言力が増してもこの様相は変わらなかった。  次期大統領候補の指名レースが熱気を帯びる今年、超党派の精神でFDA(食品医薬品局)改革、医薬品行政の課題に対処する法案作成が進んでいる。5年ごとに行われる、製薬会社が新薬承認審査費用として拠出するユーザー・フィー(FDA運営費)の更新期でもあり、新薬イノベーションの促進を軸に産業界の要望を取り込む機会になる。  一方、CMS(メディケア&メディケイド・サービス庁)の動き

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