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「鼎立」鮮明となり覇権争い激化

地銀再編を歩く—九州編

2016年3月15日号

福西、お互い一歩も引かず このところ、経済報道の定番になりつつある地銀再編。とりわけ激戦地なのが九州地区だ。2月下旬に新たな動きがあった。長崎県の十八銀行(長崎市)が17年4月にふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の傘下に入り、18年にグループの親和銀行(佐世保市)と合併することになった。これは地銀再編では初のケースだという。それはどういうことか。 「持ち株会社傘下の銀行の合併が初めて。県内地銀同士の合併も例がない」(地銀業界関係者)  経営統合後に傘下の地銀と第二地銀が合併した例はあるが、地銀同士の合併はこれまでなかった。地元で権勢を振るう“殿さま地銀”の面目が見て取れる。  十八銀は15年9月末時点で預金量2兆3965億円(64行中第41位)、親和銀は2兆1011億円(47位)と拮抗しており、合併後の県内シェアは7割を超える。「県内全域のシェアを奪うようなも... 福西、お互い一歩も引かず このところ、経済報道の定番になりつつある地銀再編。とりわけ激戦地なのが九州地区だ。2月下旬に新たな動きがあった。長崎県の十八銀行(長崎市)が17年4月にふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の傘下に入り、18年にグループの親和銀行(佐世保市)と合併することになった。これは地銀再編では初のケースだという。それはどういうことか。 「持ち株会社傘下の銀行の合併が初めて。県内地銀同士の合併も例がない」(地銀業界関係者)  経営統合後に傘下の地銀と第二地銀が合併した例はあるが、地銀同士の合併はこれまでなかった。地元で権勢を振るう“殿さま地銀”の面目が見て取れる。  十八銀は15年9月末時点で預金量2兆3965億円(64行中第41位)、親和銀は2兆1011億円(47位)と拮抗しており、合併後の県内シェアは7割を超える。「県内全域のシェアを奪うようなもの。

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