医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

深化していく総合診療専門医

第31回 患者に求められるものは

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2016年3月15日号

 話題となっている総合診療医について、現役の先生の話を直接伺う機会を得た。私が思うに、総合診療医の先生方で共通しているのは、「『患者中心の医療』を多角的な立場で深く考えて、実践したい」という姿勢が強く感じられることである。 今回は大学病院に勤務しながら地元の診療所でも診察される先生のレクチャーだったが、気付かされることが多かった。 将来、国の政策として、現在約500人いるとされる総合診療医を医師全体(約30万人)の5分の1にまで増やす方針があるという。診療所の医師は約10人いるので、ここの分野で最も多くの総合診療医が生まれることになるだろう。つまり診療所の医師の半数近くは総合診療医として生まれ変わるかもしれない。 また、総合診療医が扱う分野が非常に広範囲に及ぶことも予想はしていたが、その現実に改めて驚いた。整形外科、メンタルヘルス、予防接種、学校...  話題となっている総合診療医について、現役の先生の話を直接伺う機会を得た。私が思うに、総合診療医の先生方で共通しているのは、「『患者中心の医療』を多角的な立場で深く考えて、実践したい」という姿勢が強く感じられることである。 今回は大学病院に勤務しながら地元の診療所でも診察される先生のレクチャーだったが、気付かされることが多かった。 将来、国の政策として、現在約500人いるとされる総合診療医を医師全体(約30万人)の5分の1にまで増やす方針があるという。診療所の医師は約10人いるので、ここの分野で最も多くの総合診療医が生まれることになるだろう。つまり診療所の医師の半数近くは総合診療医として生まれ変わるかもしれない。 また、総合診療医が扱う分野が非常に広範囲に及ぶことも予想はしていたが、その現実に改めて驚いた。整形外科、メンタルヘルス、予防接種、学校検

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