医薬経済オンライン

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認知症保険の「損得」はいかに

太陽生命が業界初の試み、ターゲットの世代は

2016年3月1日号

 認知症の男性が徘徊中に電車にはねられて死亡した事故で、遺族がJR東海から損害賠償を求められた訴訟は大きな波紋を呼んでいる。今や、認知症は大きな社会問題になっている。  そんな折も折、太陽生命保険が認知症を対象にした「認知症治療保険」を発売して、話題となっている。同社はその意図について、「65歳以上の高齢者人口が26.7%を超え、超高齢化社会を迎えた日本は、25年には認知症は700万人に達し、高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。そういう時代の変化を先取りして認知症の治療を支援する保険業界初の新商品です」と説明する。  確かに、認知症に関する保険は介護関連の保険がある程度だし、生命保険では死亡の場合と同等に保険金が支払われる高度障害があるが、認知症は高度障害と認められていないのが実情だ。それだけに認知症に絞った保険は珍しい。昨今は高齢者だ...  認知症の男性が徘徊中に電車にはねられて死亡した事故で、遺族がJR東海から損害賠償を求められた訴訟は大きな波紋を呼んでいる。今や、認知症は大きな社会問題になっている。  そんな折も折、太陽生命保険が認知症を対象にした「認知症治療保険」を発売して、話題となっている。同社はその意図について、「65歳以上の高齢者人口が26.7%を超え、超高齢化社会を迎えた日本は、25年には認知症は700万人に達し、高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。そういう時代の変化を先取りして認知症の治療を支援する保険業界初の新商品です」と説明する。  確かに、認知症に関する保険は介護関連の保険がある程度だし、生命保険では死亡の場合と同等に保険金が支払われる高度障害があるが、認知症は高度障害と認められていないのが実情だ。それだけに認知症に絞った保険は珍しい。昨今は高齢者だけで

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