医薬経済オンライン

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間違いだらけのHTA

費用対効果「対象」の海外評価は

第8回

東京大学大学院薬学系研究科 五十嵐中

2016年3月1日号

 16年4月改定からの「費用対効果評価の試行的導入」まで残り2ヵ月余りとなった1月20日の中央社会保険医療協議会で、既収載医薬品からターゲットを選ぶ基準が公表された。  12〜15年までの4年間に上市された品目から、希少疾病治療薬などを外したうえで、 ①「加算率」が最も高いもの ②「加算率」が10%以上の製品  でピーク時売上高予測が最も高いものを対象とする。「加算率」は類似薬効比較方式ならば補正加算率、原価計算方式は営業利益率への加算率を指す。「ボーナスの幅が最大の品目と、売上げ予測が最大の品目」が対象となる図式だ。  類似薬効で薬価がついた製品と、原価計算で薬価が付いた製品、それぞれ独立して①、②の品目を選び出す。  この基準を機械的に当てはめると、「類似薬効チーム」ではギリアド・サイエンシ...  16年4月改定からの「費用対効果評価の試行的導入」まで残り2ヵ月余りとなった1月20日の中央社会保険医療協議会で、既収載医薬品からターゲットを選ぶ基準が公表された。  12〜15年までの4年間に上市された品目から、希少疾病治療薬などを外したうえで、 ①「加算率」が最も高いもの ②「加算率」が10%以上の製品  でピーク時売上高予測が最も高いものを対象とする。「加算率」は類似薬効比較方式ならば補正加算率、原価計算方式は営業利益率への加算率を指す。「ボーナスの幅が最大の品目と、売上げ予測が最大の品目」が対象となる図式だ。  類似薬効で薬価がついた製品と、原価計算で薬価が付いた製品、それぞれ独立して①、②の品目を選び出す。  この基準を機械的に当てはめると、「類似薬効チーム」ではギリアド・サイエンシズの

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