医薬経済オンライン

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眺望「医薬街道」

電子処方箋で患者が「情報管理」

近藤正觀

2016年3月1日号

 2月10日、「医療情報ネットワーク基盤検討会」が開催され、電子処方箋の運用ガイドライン案が示された。電子処方箋は政府による「日本再興戦略2015」のなかで国民の健康寿命の延伸に寄与する手段として15年度末までにガイドラインを策定することが明記されていた。厚生労働省はこの4月からの実施、導入を目論んでいる。 現在、各地で構築が進んでいる「地域医療連携ネットワーク」を基盤に、電子処方箋を介して医療機関と薬局の双方で患者情報や調剤情報などを共有する。医薬品の適正使用や、電子版お薬手帳と情報連携ができる仕組みを構築し、「かかりつけ薬剤師」が行う一元的服薬管理に役立てようというものだ。 14年の大分県別府市での地域医療連携ネットワーク(ゆけむり医療ネット)の実証実験を踏まえ、全国展開をめざす。この仕組みにより薬局は電子処方箋の受け取りと同時に患者の診療情報...  2月10日、「医療情報ネットワーク基盤検討会」が開催され、電子処方箋の運用ガイドライン案が示された。電子処方箋は政府による「日本再興戦略2015」のなかで国民の健康寿命の延伸に寄与する手段として15年度末までにガイドラインを策定することが明記されていた。厚生労働省はこの4月からの実施、導入を目論んでいる。 現在、各地で構築が進んでいる「地域医療連携ネットワーク」を基盤に、電子処方箋を介して医療機関と薬局の双方で患者情報や調剤情報などを共有する。医薬品の適正使用や、電子版お薬手帳と情報連携ができる仕組みを構築し、「かかりつけ薬剤師」が行う一元的服薬管理に役立てようというものだ。 14年の大分県別府市での地域医療連携ネットワーク(ゆけむり医療ネット)の実証実験を踏まえ、全国展開をめざす。この仕組みにより薬局は電子処方箋の受け取りと同時に患者の診療情報やア

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