医薬経済オンライン

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賛否両論

キャリア官僚の逆襲

2016年3月1日号

 4月からの診療報酬改定のなかで、よい面からも悪い面からも注目を集めそうなのが「かかりつけ薬剤師指導料」だ。薬業界にとどまらず、一般市民を巻き込んだムーブメントとなる可能性がある。市民にとって薬局はコンビニ並みに存在し、働く薬剤師は身近な〝医療関係者〟。「かかりつけ」の選択基準や負担増の意味、利用価値などテレビをはじめマスコミは扇動的に報じていくだろう。 一方で、薬剤師にとって指導料の算定要件は、微に入り細を穿った内容だ。「3年以上の経験、当該薬局に週32時間6ヵ月以上の勤務、研修認定の取得、地域医療活動への参画」といった施設基準をクリアしたうえで、それぞれの患者から「かかりつけ同意書」を取り付けなければならない。実際の業務は、ほかの薬局での調剤を含む全医療機関の受診情報と、医療用・OTC薬・健食を含むすべての服用の把握。24時間の相談応需、調...  4月からの診療報酬改定のなかで、よい面からも悪い面からも注目を集めそうなのが「かかりつけ薬剤師指導料」だ。薬業界にとどまらず、一般市民を巻き込んだムーブメントとなる可能性がある。市民にとって薬局はコンビニ並みに存在し、働く薬剤師は身近な〝医療関係者〟。「かかりつけ」の選択基準や負担増の意味、利用価値などテレビをはじめマスコミは扇動的に報じていくだろう。 一方で、薬剤師にとって指導料の算定要件は、微に入り細を穿った内容だ。「3年以上の経験、当該薬局に週32時間6ヵ月以上の勤務、研修認定の取得、地域医療活動への参画」といった施設基準をクリアしたうえで、それぞれの患者から「かかりつけ同意書」を取り付けなければならない。実際の業務は、ほかの薬局での調剤を含む全医療機関の受診情報と、医療用・OTC薬・健食を含むすべての服用の把握。24時間の相談応需、調剤

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