正論の裏でえげつないロビー活動
保険薬局協会がメジャー団体になれない理由
2016年2月15日号
中村会長の狙い通り「ゴネ得」となったのか?「土壇場でいつもゴネる」
中央社会保険医療協議会の関係者が呆れ果てる。その相手は、大手調剤チェーンなど保険薬局の経営者で組織する「日本保険薬局協会」(会長=中村勝・クオール社長)だ。2年前、14年度診療報酬改定の答申直前には、導入が確定的になっていた「未妥結減算」制度に噛み付き、中村会長の名で、田村憲久厚生労働相(当時)にこんな意見書を出している。
「(薬剤師の)職能団体代表として中医協に委員を出す日本薬剤師会に遺憾の意を示し、明確な反対の態度表明を求めてきたが、反対を表明せず、事態が進展していることから厚労相に対し、本措置の撤回を強く要望したい」
診療報酬改定のプロセスを理解している人間なら、個別改定項目案が示され、争点を含めた議論が収束し、あとは答申を待つだけというタイミングで、「ちょっと待っ...
中村会長の狙い通り「ゴネ得」となったのか?「土壇場でいつもゴネる」
中央社会保険医療協議会の関係者が呆れ果てる。その相手は、大手調剤チェーンなど保険薬局の経営者で組織する「日本保険薬局協会」(会長=中村勝・クオール社長)だ。2年前、14年度診療報酬改定の答申直前には、導入が確定的になっていた「未妥結減算」制度に噛み付き、中村会長の名で、田村憲久厚生労働相(当時)にこんな意見書を出している。
「(薬剤師の)職能団体代表として中医協に委員を出す日本薬剤師会に遺憾の意を示し、明確な反対の態度表明を求めてきたが、反対を表明せず、事態が進展していることから厚労相に対し、本措置の撤回を強く要望したい」
診療報酬改定のプロセスを理解している人間なら、個別改定項目案が示され、争点を含めた議論が収束し、あとは答申を待つだけというタイミングで、「ちょっと待った
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