医薬経済オンライン

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自殺まで考えた医師の「嘘」

ディオバン事件、元講師の「涙」に循環器学会も騙された

2016年2月15日号

舞台となった京都府立医大 ディオバン事件の公判が昨年末から東京地裁で始まり、次々と新たな供述や証言が明るみになってきた。2月1〜2日にはノバルティスファーマの元社員、白橋伸雄被告(薬事法違反で逮捕)とともに、東京地検から嫌疑をかけられていた、京都府立医科大学の沢田尚久元講師が検察側の証人として出廷した。  沢田氏は、データ不正が発覚したノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」(一般名=バルサルタン)を用いた大規模臨床試験「KYOTO HEART study」(KHS)で、試験の実務を担当。論文の筆頭著者で、試験参加医師のなかでも白橋被告との接触が多かった。事件の核心となるデータ不正は、白橋被告か沢田氏、あるいは両方が関わって行われたとみられている。その沢田氏が公判で、KHSの症例データの一部を自ら「加筆」したと証言した。 舞台となった京都府立医大 ディオバン事件の公判が昨年末から東京地裁で始まり、次々と新たな供述や証言が明るみになってきた。2月1〜2日にはノバルティスファーマの元社員、白橋伸雄被告(薬事法違反で逮捕)とともに、東京地検から嫌疑をかけられていた、京都府立医科大学の沢田尚久元講師が検察側の証人として出廷した。  沢田氏は、データ不正が発覚したノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」(一般名=バルサルタン)を用いた大規模臨床試験「KYOTO HEART study」(KHS)で、試験の実務を担当。論文の筆頭著者で、試験参加医師のなかでも白橋被告との接触が多かった。事件の核心となるデータ不正は、白橋被告か沢田氏、あるいは両方が関わって行われたとみられている。その沢田氏が公判で、KHSの症例データの一部を自ら「加筆」したと証言した。

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