医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望

フクダ電子 心臓・循環器系中心の医療機器大手

—製品ラインとサービス網に強み—

2016年2月15日号

 フクダ電子は医療機器専業メーカーだが「心電計のフクダ」として世界にも知られ、国内でも心電計ではトップシェアを占める。39年に初めて心電計の国産化に成功して創業し、その後、熱ペン直記式心電計、自動解析機能付マイコン心電計、日常生活中・運動中などの各種心電図の記録・解析が1台で可能な多機能型心電計、入浴中の心電図記録を可能にした完全防水型ホルター心電計など、世界初となる心電計を生み出してきたから当然だろう。  現在は心臓・循環器系を軸にした各種医療機器によって、予防・検査→治療→経過観察・リハビリ・在宅医療で機器を提供できる体制になっており、医療機器メーカーとしては、独特のビジネスモデルが構築されている。  また事業は生体検査装置部門、生体情報モニタ機器部門、治療装置部門、消耗品部門の4つで構成している。各事業の主要取扱製品を列挙すると、生体検査...  フクダ電子は医療機器専業メーカーだが「心電計のフクダ」として世界にも知られ、国内でも心電計ではトップシェアを占める。39年に初めて心電計の国産化に成功して創業し、その後、熱ペン直記式心電計、自動解析機能付マイコン心電計、日常生活中・運動中などの各種心電図の記録・解析が1台で可能な多機能型心電計、入浴中の心電図記録を可能にした完全防水型ホルター心電計など、世界初となる心電計を生み出してきたから当然だろう。  現在は心臓・循環器系を軸にした各種医療機器によって、予防・検査→治療→経過観察・リハビリ・在宅医療で機器を提供できる体制になっており、医療機器メーカーとしては、独特のビジネスモデルが構築されている。  また事業は生体検査装置部門、生体情報モニタ機器部門、治療装置部門、消耗品部門の4つで構成している。各事業の主要取扱製品を列挙すると、生体検査装

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