医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

総合診療専門医への期待

第30回 要求される「能力」とは

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2016年2月15日号

 17年度から「総合診療専門医」が誕生する。もちろん今までにも総合診療医や総合診療科の存在は大学病院など大規模な病院で見かけることもあったが、これからは「17番目」の専門医として改めて活動することになる。「日本プライマリ・ケア連合学会」が中心となり、家庭医・かかりつけ医・総合診療専門医の3つの領域で主導的な立場を担っていくと思われる。 しかし、我われにとってなかなかわかりにくいのが、家庭医やかかりつけ医との違いや、その具体的役割とは何かであろう。 日本では開業医(診療所)が内科・小児科・耳鼻咽喉科・眼科・心療内科・産婦人科・外科などを標榜している。また、患者自身もすでに症状や見てもらいたい部位によって、これら診療所の入口を選択している。 私の近隣のクリニックの例を話そう。かつて「○○内科」だけの表示だったのだが、最近は「○○内科(胃腸科・循環器・...  17年度から「総合診療専門医」が誕生する。もちろん今までにも総合診療医や総合診療科の存在は大学病院など大規模な病院で見かけることもあったが、これからは「17番目」の専門医として改めて活動することになる。「日本プライマリ・ケア連合学会」が中心となり、家庭医・かかりつけ医・総合診療専門医の3つの領域で主導的な立場を担っていくと思われる。 しかし、我われにとってなかなかわかりにくいのが、家庭医やかかりつけ医との違いや、その具体的役割とは何かであろう。 日本では開業医(診療所)が内科・小児科・耳鼻咽喉科・眼科・心療内科・産婦人科・外科などを標榜している。また、患者自身もすでに症状や見てもらいたい部位によって、これら診療所の入口を選択している。 私の近隣のクリニックの例を話そう。かつて「○○内科」だけの表示だったのだが、最近は「○○内科(胃腸科・循環器・呼

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