医薬経済オンライン

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interview

野波健蔵・千葉大学特別教授(株式会社自律制御システム研究所社長)

2016年2月1日号

ドローンが運ぶ薬と未来  無人飛行機「ドローン」には、首相官邸の屋上や善光寺(長野市)の境内に落下したネガティブなイメージが付きまとう。しかし、趣味用のものと、産業利用されるものは、その性能がまったく異なる。政府は、千葉市を「国家戦略特区」に指定し、世界に先駆けて、ドローンによる宅配ビジネスの実運用をめざしている。医薬品や食料品を都市部で高層階に運ぶ計画だ。国産ドローン開発の第一人者で、千葉大学特別教授の野波健蔵氏に、実用化の具体的なイメージや展望を聞いた。無人機のドローンが「無人でなくなる」未来が待っている!? ──千葉市で行う「ドローン宅配」では、医療用医薬品を含む生活物資を運ぶと聞いています。なぜ医薬品なのでしょうか。 野波 薬は毎日服用していて命に関わるものも少なくありませんが、重量的にはとても軽く、高付加価値で、ドローンで運ぶのに... ドローンが運ぶ薬と未来  無人飛行機「ドローン」には、首相官邸の屋上や善光寺(長野市)の境内に落下したネガティブなイメージが付きまとう。しかし、趣味用のものと、産業利用されるものは、その性能がまったく異なる。政府は、千葉市を「国家戦略特区」に指定し、世界に先駆けて、ドローンによる宅配ビジネスの実運用をめざしている。医薬品や食料品を都市部で高層階に運ぶ計画だ。国産ドローン開発の第一人者で、千葉大学特別教授の野波健蔵氏に、実用化の具体的なイメージや展望を聞いた。無人機のドローンが「無人でなくなる」未来が待っている!? ──千葉市で行う「ドローン宅配」では、医療用医薬品を含む生活物資を運ぶと聞いています。なぜ医薬品なのでしょうか。 野波 薬は毎日服用していて命に関わるものも少なくありませんが、重量的にはとても軽く、高付加価値で、ドローンで運ぶのに最

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