医薬経済気象台
市場は弱気クライマックスの段階
—材料の景気への功罪吟味が重要—
2016年2月1日号
株価の下落がとまらない。昨年1月の安値を通り越して1年3ヵ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。新年早々から心理を凍えさせる動きである。
政治・経済・社会のそれぞれに飛び出してくるさまざまな事象を、株式市場ではマイナス材料として受け止め、株価が敏感に反応する。政府要人の発言にすら一喜一憂し、株価は大きな幅で変動する。株式市場は投資の場とはいっても、同時に投機市場である。最近のようなボラティリティ(価格の変動性)の高い市場では投機資金が闊歩しやすく、これが株価の動きを増幅している。すでに新年を迎えてからの日経平均株価の下げは2000円近くなる(25日終値、一時は3000円を超えた)。
株価水準をさまざまな指標で分析するテクニカルアナリストは、「テクニカル指標では底入れ水準に来ているが、これを通り過ぎて下落が続いており、先行き見通しは不透明、相場は相場に聞...
株価の下落がとまらない。昨年1月の安値を通り越して1年3ヵ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。新年早々から心理を凍えさせる動きである。
政治・経済・社会のそれぞれに飛び出してくるさまざまな事象を、株式市場ではマイナス材料として受け止め、株価が敏感に反応する。政府要人の発言にすら一喜一憂し、株価は大きな幅で変動する。株式市場は投資の場とはいっても、同時に投機市場である。最近のようなボラティリティ(価格の変動性)の高い市場では投機資金が闊歩しやすく、これが株価の動きを増幅している。すでに新年を迎えてからの日経平均株価の下げは2000円近くなる(25日終値、一時は3000円を超えた)。
株価水準をさまざまな指標で分析するテクニカルアナリストは、「テクニカル指標では底入れ水準に来ているが、これを通り過ぎて下落が続いており、先行き見通しは不透明、相場は相場に聞けと
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