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データズームイン

10年生存率のインパクト

2016年2月1日号

 全国がん(成人病)センター協議会のホームページには次のような注意が書かれている。「生存率は、何万人というがん患者さんの生と死の結果わかった数字です。ご覧になる方の受けとめ方によっては、生きる力になることもあるでしょうが、逆にその意欲を失くしてしまわれることもあるかもしれません。おひとりおひとりが、そのことを心に刻んだうえでご覧ください」 1月20日、国立がん研究センターが10年相対生存率を初めて公表した。この集計に協力したのが全がん協である。日本で大規模な10年相対生存率が部位別に示されたのは初めてのことだ。がんを経験した患者にとっては自身の疾患による生存率がどの程度なのかを確認することができるわけだが、やはりそれは人それぞれだろう。 今回はがんセンターが公表したデータの一部を抜粋し、掲載した。 全部位全臨床病期(ステージ)の10年相対生存率は...  全国がん(成人病)センター協議会のホームページには次のような注意が書かれている。「生存率は、何万人というがん患者さんの生と死の結果わかった数字です。ご覧になる方の受けとめ方によっては、生きる力になることもあるでしょうが、逆にその意欲を失くしてしまわれることもあるかもしれません。おひとりおひとりが、そのことを心に刻んだうえでご覧ください」 1月20日、国立がん研究センターが10年相対生存率を初めて公表した。この集計に協力したのが全がん協である。日本で大規模な10年相対生存率が部位別に示されたのは初めてのことだ。がんを経験した患者にとっては自身の疾患による生存率がどの程度なのかを確認することができるわけだが、やはりそれは人それぞれだろう。 今回はがんセンターが公表したデータの一部を抜粋し、掲載した。 全部位全臨床病期(ステージ)の10年相対生存率は58.

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