医薬経済オンライン

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From Local to Global 私と公衆衛生

整形外科今昔

第88回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2016年2月1日号

 昨年末の本誌で、慶應義塾大学ボート部時代に膝の酷使が祟り、半月板の手術をしたものの前十字靭帯は切れたままであると書いた。いよいよ具合が悪くなってゴルフプレーに支障が出るようになり、年末に東京・東品川の「稲波脊椎・関節病院」を訪ねた。岩井医療財団理事長の稲波弘彦先生が昨年7月に設立した、整形外科専門病院である。  稲波先生と知り合ったのは、岳父の故岩井宏方先生が85年に創設した「高度先進医療研究会」に遡る。岩井先生は慶應の大先輩。耳鼻科医だが専門領域に限らず、新しい治療法を日本でいかに普及させるかという点に腐心していた。この研究会は、新しい医療技術、患者ニーズの多様化などに対応するための先進技術を紹介し、提案する場となった。研究会から日の目を見たものに、ドルニエ社の尿路結石破砕装置がある。  当時、私は厚生省大臣官房総務課ライフサイエンス室...  昨年末の本誌で、慶應義塾大学ボート部時代に膝の酷使が祟り、半月板の手術をしたものの前十字靭帯は切れたままであると書いた。いよいよ具合が悪くなってゴルフプレーに支障が出るようになり、年末に東京・東品川の「稲波脊椎・関節病院」を訪ねた。岩井医療財団理事長の稲波弘彦先生が昨年7月に設立した、整形外科専門病院である。  稲波先生と知り合ったのは、岳父の故岩井宏方先生が85年に創設した「高度先進医療研究会」に遡る。岩井先生は慶應の大先輩。耳鼻科医だが専門領域に限らず、新しい治療法を日本でいかに普及させるかという点に腐心していた。この研究会は、新しい医療技術、患者ニーズの多様化などに対応するための先進技術を紹介し、提案する場となった。研究会から日の目を見たものに、ドルニエ社の尿路結石破砕装置がある。  当時、私は厚生省大臣官房総務課ライフサイエンス室(現

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