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話題の焦点

「『全国がん登録』への期待」

2016年1月15日号

 本年1月より「全国がん登録」が義務化された。この法制化により初めて全数把握が可能となるが、とにかく〝がん〟は日本人の死因第1位。今後の活用意義は極めて大きい。 例えば、「がん健診」の結果と「がん登録」とを照合させることで、がんの見落としがなかったか、早期発見に意味があるかなど、健診の効果のほどが図れる。 がんを巡っては、現行のあり方に真っ向から批判的な近藤誠医師の異見があるが、その価値判断に大いに参考となる。 ただ、活用には少々時間がかかる。今年の新患データは、18年の年末に公表され、さらに5年後に生存率がわかるという具合に。 最近、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンが「がんの予防技術や医薬品、治療法によって、80歳未満でのがん関連死は50年までに予防が可能となる」と断言した。 これを可能とするためにも、日本の登録制度が些かなりとも役立つこと...  本年1月より「全国がん登録」が義務化された。この法制化により初めて全数把握が可能となるが、とにかく〝がん〟は日本人の死因第1位。今後の活用意義は極めて大きい。 例えば、「がん健診」の結果と「がん登録」とを照合させることで、がんの見落としがなかったか、早期発見に意味があるかなど、健診の効果のほどが図れる。 がんを巡っては、現行のあり方に真っ向から批判的な近藤誠医師の異見があるが、その価値判断に大いに参考となる。 ただ、活用には少々時間がかかる。今年の新患データは、18年の年末に公表され、さらに5年後に生存率がわかるという具合に。 最近、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンが「がんの予防技術や医薬品、治療法によって、80歳未満でのがん関連死は50年までに予防が可能となる」と断言した。 これを可能とするためにも、日本の登録制度が些かなりとも役立つことを

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