医薬経済オンライン

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さらに続く後発品の「価格競争」

改定で新しい市場が生まれるが恩恵は一部メーカー

2016年1月15日号

期待値の高い院内処方の後発品加算 9月の薬価本調査の結果、乖離率が▲8.8%だったことについて、後発品との競争に晒されている中堅メーカー幹部は、次のように分析した。 「ひとつは医薬品卸の価格交渉がやはり医療機関に押されたこと。もうひとつは後発品メーカー同士、あるいは長期収載品メーカー同士の価格競争があったこと。これに尽きる」  15年12月16日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会では異例の場面があった。後発品の注射薬の乖離率が▲28.0%あったことに対して、日本医師会の中川俊男副会長と日本製薬団体連合会・保険薬価研究委員会の加茂谷佳明委員長とこんなやりとりがあった。 中川「これはどういうことなのか」 加茂谷「これだけ乖離率が大きくなっているのは、私自身も非常に驚いている。どのような理由でこうなっているか、私どもの認識外のことであり、中川委員の質問に対し... 期待値の高い院内処方の後発品加算 9月の薬価本調査の結果、乖離率が▲8.8%だったことについて、後発品との競争に晒されている中堅メーカー幹部は、次のように分析した。 「ひとつは医薬品卸の価格交渉がやはり医療機関に押されたこと。もうひとつは後発品メーカー同士、あるいは長期収載品メーカー同士の価格競争があったこと。これに尽きる」  15年12月16日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会では異例の場面があった。後発品の注射薬の乖離率が▲28.0%あったことに対して、日本医師会の中川俊男副会長と日本製薬団体連合会・保険薬価研究委員会の加茂谷佳明委員長とこんなやりとりがあった。 中川「これはどういうことなのか」 加茂谷「これだけ乖離率が大きくなっているのは、私自身も非常に驚いている。どのような理由でこうなっているか、私どもの認識外のことであり、中川委員の質問に対して

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