医薬経済オンライン

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ナイコメッド「対策」とMRの峻別

武田/テバ連合で考えられる「まさか」の展開

2016年1月15日号

 武田薬品は、日本での医薬品事業について、長期収載品を本体から切り離し、後発品グローバルトップであるテバとの合弁会社を立ち上げた。今回の流れは、グローバル企業がこぞってエスタブリッシュ医薬品事業を強化する流れを踏まえれば、さほど違和感はない。ただし、こうしたグローバルの展開とは現在のところ無縁だろう。  それにしても、因縁めいたものがある。テバが買収した旧大洋薬品と武田との間では、その関係がこじれた歴史が思い出される。  8年前の07年。武田のセフェム系抗生物資「パンスポリン」を受託製造していた旧大洋の工場で、製造段階でパンスポリンのバイアル製剤にガラス片が混入していた事実が発覚。武田は自主回収に追い込まれた。さらに同一工程で製造していた「タケスリン」「ベストコール」といった他製品も回収する事態となった。両社は1年かけて協議をしたものの合意に...  武田薬品は、日本での医薬品事業について、長期収載品を本体から切り離し、後発品グローバルトップであるテバとの合弁会社を立ち上げた。今回の流れは、グローバル企業がこぞってエスタブリッシュ医薬品事業を強化する流れを踏まえれば、さほど違和感はない。ただし、こうしたグローバルの展開とは現在のところ無縁だろう。  それにしても、因縁めいたものがある。テバが買収した旧大洋薬品と武田との間では、その関係がこじれた歴史が思い出される。  8年前の07年。武田のセフェム系抗生物資「パンスポリン」を受託製造していた旧大洋の工場で、製造段階でパンスポリンのバイアル製剤にガラス片が混入していた事実が発覚。武田は自主回収に追い込まれた。さらに同一工程で製造していた「タケスリン」「ベストコール」といった他製品も回収する事態となった。両社は1年かけて協議をしたものの合意に至

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