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OBSERVER

渡辺律夫・メリルリンチ日本証券株式会社 医薬品・ヘルスケアセクター担当アナリスト

2016年1月15日号

今年の市況は悲観的──15年の日本の医薬品産業を振り返って。渡辺 新薬に関しては試験データも売上げもよく、ほとんど「オール5」の、非常に珍しい年だった。 免疫チェックポイント阻害剤はクラス全体でマイナスの話もなくここまできているし、期待されていたのに失敗に終わった新薬もほとんどなかった。産業全体としては厳しいものの、(16〜18年度の)3年連続改定がほぼ決まって以降、新しい悪い話がほとんどなかった。──16年度の薬価改定は「外枠」で巨額再算定が導入され、約7・8%の引き下げで決着しました。渡辺 想定よりも(引下げ幅が)大きかったと考えている。ただ、これに耐えられない会社は市場から退出しなければならないはずだ。 巨額再算定については、「試行継続」されるのか16年度の1回きりなのか、まだわからないことが多いが、連続もあり得る。 今年の市況は悲観的──15年の日本の医薬品産業を振り返って。渡辺 新薬に関しては試験データも売上げもよく、ほとんど「オール5」の、非常に珍しい年だった。 免疫チェックポイント阻害剤はクラス全体でマイナスの話もなくここまできているし、期待されていたのに失敗に終わった新薬もほとんどなかった。産業全体としては厳しいものの、(16〜18年度の)3年連続改定がほぼ決まって以降、新しい悪い話がほとんどなかった。──16年度の薬価改定は「外枠」で巨額再算定が導入され、約7・8%の引き下げで決着しました。渡辺 想定よりも(引下げ幅が)大きかったと考えている。ただ、これに耐えられない会社は市場から退出しなければならないはずだ。 巨額再算定については、「試行継続」されるのか16年度の1回きりなのか、まだわからないことが多いが、連続もあり得る。

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