医薬経済オンライン

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商標登録で「鎬削る」OTC薬企業

CMで馴染みの「音」が生命線

2016年1月15日号

 昨年、特許庁は「新しいタイプの商標」の審査結果を公表した。従来の商標は独特の文字や図形だったが、新たに音、動き、位置、ホログラム、色彩の5つについて新タイプの商標として商標登録が可能になった。欧米ではこの種の商標登録が行われているが、日本も商標法を改正して始めたものだ。安倍晋三首相が「ブランド、ブランド」と叫んでいるのに歩調を合わせたのかどうかはともかく、特許庁は「新タイプの商標は言語を超えたブランド発信手段として、企業のブランド戦略に大きな役割を果たすことが期待される」と声高に説明する。実際、通常は発表しない審査結果を公表したことでも特許庁の意気込みが伝わる。  審査結果によると、昨年4月から始まった出願数は10月23日現在で1039件。うち43件が新商標として登録された。この43件中、製薬会社は小林製薬の6件を筆頭に久光製薬4件、大幸薬品、大正製...  昨年、特許庁は「新しいタイプの商標」の審査結果を公表した。従来の商標は独特の文字や図形だったが、新たに音、動き、位置、ホログラム、色彩の5つについて新タイプの商標として商標登録が可能になった。欧米ではこの種の商標登録が行われているが、日本も商標法を改正して始めたものだ。安倍晋三首相が「ブランド、ブランド」と叫んでいるのに歩調を合わせたのかどうかはともかく、特許庁は「新タイプの商標は言語を超えたブランド発信手段として、企業のブランド戦略に大きな役割を果たすことが期待される」と声高に説明する。実際、通常は発表しない審査結果を公表したことでも特許庁の意気込みが伝わる。  審査結果によると、昨年4月から始まった出願数は10月23日現在で1039件。うち43件が新商標として登録された。この43件中、製薬会社は小林製薬の6件を筆頭に久光製薬4件、大幸薬品、大正製薬が

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