眺望 医薬街道
かかりつけ薬局で自分を守ろう
近藤正觀
2016年1月15日号
正月にお笑いコンビ「バイきんぐ」をテレビで見た。医療機関の多剤投与を皮肉ったコントだった。風邪なのに内服薬・外用薬を矢継ぎ早に出してくる。薬剤は10種以上で費用は2万5000円、そのうち「塗り棒」は自由診療で2万円いただきますというものだ。 厚生労働省は高齢者の多剤投与を問題視して、中央社会保険医療協議会に実態を報告した。ある地方都市の国保65歳以上74歳未満の例では、患者の月間平均受診医療機関は1.3から2.6施設で、投与薬剤数は4種類までが55.8%、5〜9種類が32.5%、10〜14種類が9.2%、さらには15種類以上が2.5%もあったという。 また、後期高齢者広域連合の一例では、平均受診医療機関は1.3から2.5施設で、投与薬剤数は5〜9種類が41.4%、4種類までが31.3%、10〜14種類が20.2%、15種以上が7.1%もある。高齢者では6剤以上の投薬が有害事象の発生増加に関連していると指摘...
正月にお笑いコンビ「バイきんぐ」をテレビで見た。医療機関の多剤投与を皮肉ったコントだった。風邪なのに内服薬・外用薬を矢継ぎ早に出してくる。薬剤は10種以上で費用は2万5000円、そのうち「塗り棒」は自由診療で2万円いただきますというものだ。 厚生労働省は高齢者の多剤投与を問題視して、中央社会保険医療協議会に実態を報告した。ある地方都市の国保65歳以上74歳未満の例では、患者の月間平均受診医療機関は1.3から2.6施設で、投与薬剤数は4種類までが55.8%、5〜9種類が32.5%、10〜14種類が9.2%、さらには15種類以上が2.5%もあったという。 また、後期高齢者広域連合の一例では、平均受診医療機関は1.3から2.5施設で、投与薬剤数は5〜9種類が41.4%、4種類までが31.3%、10〜14種類が20.2%、15種以上が7.1%もある。高齢者では6剤以上の投薬が有害事象の発生増加に関連していると指摘され
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