医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

化血研不正は業界の「薬」となるか

メーカー再編でも解けない自給率の呪縛

2016年1月1日号

記者会見でうつろな表情を浮かべる宮本前理事長「機会があれば、両社に統合のお話をさせていただく」  かつて日本血液製剤機構(JB)の上田英彦理事長(当時、現会長)は、発足時の本誌取材にこう応えている。  JBは、日本赤十字社の血漿分画事業部門と、田辺三菱製薬子会社で同事業を担うベネシスが12年10月に統合して誕生した。苦境に喘ぐ国内メーカー同士が血漿分画製剤事業の持続に向けて捻り出した一策だったが、他2社は参画を見送った。1社は武田薬品のグループ会社である日本製薬、もう1社は現在、渦中にある化学及血清療法研究所だ。  ワクチン部門を有するなどの理由でJBの呼び掛けに応じなかった化血研だが、今となっては「渡りに船」かもしれない。 記者会見でうつろな表情を浮かべる宮本前理事長「機会があれば、両社に統合のお話をさせていただく」  かつて日本血液製剤機構(JB)の上田英彦理事長(当時、現会長)は、発足時の本誌取材にこう応えている。  JBは、日本赤十字社の血漿分画事業部門と、田辺三菱製薬子会社で同事業を担うベネシスが12年10月に統合して誕生した。苦境に喘ぐ国内メーカー同士が血漿分画製剤事業の持続に向けて捻り出した一策だったが、他2社は参画を見送った。1社は武田薬品のグループ会社である日本製薬、もう1社は現在、渦中にある化学及血清療法研究所だ。  ワクチン部門を有するなどの理由でJBの呼び掛けに応じなかった化血研だが、今となっては「渡りに船」かもしれない。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence