医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

HOLMES & VACCINE

切り札も失った製薬業界

第15回〜研究開発とは〜

コイツ・ドナン

2016年1月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の未来を推理している。80年代の抗生物質バブルから現在の製薬業界を眺めると、面白いことに自社開発組はすべて合併しており、抗生物質をライセンス戦略で調達した企業の社名は基本的には残っていなかった。一方、薬効中分類「613」と「624」の開発に成功した企業は、現在でも世界的に注目される新薬を出している。製薬業界の要である「研究開発」にどう向き合い、それがどんな結果をもたらしたのかは、抗生物質バブル時代が物語っていたのだ。2人は第一三共のくすりミュージアムを見学しながら、日本の製薬産業のさらなる将来像を探った。  コレステロールを掬うゲームを終え、私たちは再び館内巡りに戻った。目についたのが、壁に並べてある「創薬の流れ」というパネルだ。我われはしばし釘付けとなった。 「ホームズ。これは非常に勉... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の未来を推理している。80年代の抗生物質バブルから現在の製薬業界を眺めると、面白いことに自社開発組はすべて合併しており、抗生物質をライセンス戦略で調達した企業の社名は基本的には残っていなかった。一方、薬効中分類「613」と「624」の開発に成功した企業は、現在でも世界的に注目される新薬を出している。製薬業界の要である「研究開発」にどう向き合い、それがどんな結果をもたらしたのかは、抗生物質バブル時代が物語っていたのだ。2人は第一三共のくすりミュージアムを見学しながら、日本の製薬産業のさらなる将来像を探った。  コレステロールを掬うゲームを終え、私たちは再び館内巡りに戻った。目についたのが、壁に並べてある「創薬の流れ」というパネルだ。我われはしばし釘付けとなった。 「ホームズ。これは非常に勉強に

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence