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データズームイン

14年患者調査、在院日数はあまり短縮せず

2016年1月1日号

 14年3月の患者調査が12月17日にまとまった。 3年に1回のこの調査は医療制度改革などの基礎資料となるもので、諸外国に比べ入院期間が長いと問題視する場合に、必ず出されるデータとなっている。その平均在院日数だが、14年は31.9日と11年調査に比べ0.9日短縮した。単純計算だが1年平均で0.3日しか短くなっていない。なぜか。 病院は33.2日、11年比で1.1日圧縮した。40日以上が当たり前だった病院の在院日数の短縮をけん引してきたのがDPC病院。制度創設から11年が経過し、各診断群分類での在院日数もある程度収斂されたうえに、在院日数短縮のために行っていた外来治療との棲み分けもほぼ完了し、在院日数は大きく変動しなくなった。 また、入院患者7人に看護師1人という急性期病院で最も高い入院基本料は、在院日数で厳しい要件が付けられたが、看護師不足などの批判に晒されたりして、思ったほ...  14年3月の患者調査が12月17日にまとまった。 3年に1回のこの調査は医療制度改革などの基礎資料となるもので、諸外国に比べ入院期間が長いと問題視する場合に、必ず出されるデータとなっている。その平均在院日数だが、14年は31.9日と11年調査に比べ0.9日短縮した。単純計算だが1年平均で0.3日しか短くなっていない。なぜか。 病院は33.2日、11年比で1.1日圧縮した。40日以上が当たり前だった病院の在院日数の短縮をけん引してきたのがDPC病院。制度創設から11年が経過し、各診断群分類での在院日数もある程度収斂されたうえに、在院日数短縮のために行っていた外来治療との棲み分けもほぼ完了し、在院日数は大きく変動しなくなった。 また、入院患者7人に看護師1人という急性期病院で最も高い入院基本料は、在院日数で厳しい要件が付けられたが、看護師不足などの批判に晒されたりして、思ったほど

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