医薬経済オンライン

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絶頂期を迎えたファイザー後継社長

数々の製薬企業を「踏み台」に

2015年12月15日号

 ファイザーとアラガンの統合が決まったことで、15年は、製薬業界最大の企業合併が合意された年として記憶されることになる。だが、同時に高薬価に対する批判が社会的関心事として米国で広がり、夏以降、過熱気味だったバイオファーマ株が調整期に入った年でもあった。  高薬価批判の矢面に立たされているのは、バリアント・ファーマスーティカルズ・インターナショナル(カナダ)の最高経営責任者(CEO)マイケル・ピアソンだ。スペシャリティ薬局のフィリドーRxとの不透明な取引関係と不正会計疑惑に端を発し、同社の成長を支えてきた薬価の大幅引き上げは、政治問題にまで発展している。  一方、ファイザーへの1600億ドル売却を手掛けた45歳のアラガンCEOブレント・ソーンダースは、3年間で総額3000億ドルのM&Aを自身のキャリアの上昇推力に変えて、とうとう新ファイザー最高執行責任...  ファイザーとアラガンの統合が決まったことで、15年は、製薬業界最大の企業合併が合意された年として記憶されることになる。だが、同時に高薬価に対する批判が社会的関心事として米国で広がり、夏以降、過熱気味だったバイオファーマ株が調整期に入った年でもあった。  高薬価批判の矢面に立たされているのは、バリアント・ファーマスーティカルズ・インターナショナル(カナダ)の最高経営責任者(CEO)マイケル・ピアソンだ。スペシャリティ薬局のフィリドーRxとの不透明な取引関係と不正会計疑惑に端を発し、同社の成長を支えてきた薬価の大幅引き上げは、政治問題にまで発展している。  一方、ファイザーへの1600億ドル売却を手掛けた45歳のアラガンCEOブレント・ソーンダースは、3年間で総額3000億ドルのM&Aを自身のキャリアの上昇推力に変えて、とうとう新ファイザー最高執行責任者(

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