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ローソンもついに「銀行」設立

流通業の金融参入が加速

2015年12月15日号

 コンビニ業界第2位のローソンが、早ければ16年にも銀行を設立することになった。実現すれば大和証券グループ本社が11年に設立した大和ネクスト銀行以来5年ぶり。いわゆる「新しい形態の銀行」としては00年のジャパンネット銀行から数えて11行目、流通業界からは01年のセブン銀行、07年のイオン銀行に次いで3行目になる。  14年の年間売上高は9兆円、店舗数5万を超え小売の世界をけん引するコンビニ業界の雄が参入する背景には、業界内の熾烈なサバイバルレースと銀行店舗の地位低下という2つの意味がある。  コンビニ業界はガリバーのセブン—イレブンが全店売上高4兆円・店舗数1万8000店(14年度末時点)、ローソンが1兆9000億円・1万1900店、ファミリーマートが1兆8600億円・1万1300店と上位の寡占が続いている。しかし、ファミマが16年9月に業界4位のサークルKサンクス(=SKS、9900億円・630...  コンビニ業界第2位のローソンが、早ければ16年にも銀行を設立することになった。実現すれば大和証券グループ本社が11年に設立した大和ネクスト銀行以来5年ぶり。いわゆる「新しい形態の銀行」としては00年のジャパンネット銀行から数えて11行目、流通業界からは01年のセブン銀行、07年のイオン銀行に次いで3行目になる。  14年の年間売上高は9兆円、店舗数5万を超え小売の世界をけん引するコンビニ業界の雄が参入する背景には、業界内の熾烈なサバイバルレースと銀行店舗の地位低下という2つの意味がある。  コンビニ業界はガリバーのセブン—イレブンが全店売上高4兆円・店舗数1万8000店(14年度末時点)、ローソンが1兆9000億円・1万1900店、ファミリーマートが1兆8600億円・1万1300店と上位の寡占が続いている。しかし、ファミマが16年9月に業界4位のサークルKサンクス(=SKS、9900億円・6300店

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