主なデバイス製剤のＭＲ活動 | 医薬経済オンライン

ＭＲ活動実態調査レポート

主なデバイス製剤のＭＲ活動

新時代のＭＲ活動実態調査・ＳＭＡＸデータ分析121

株式会社ファルマドリーム代表取締役　谷津田義久

2015年12月15日号

　今回は、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）や喘息、インフルエンザの治療薬として注目される主なデバイス製剤を取り上げる。　ＣＯＰＤ患者数は団塊の世代の高齢化に伴い増加傾向を示している。一方で、禁煙推奨や啓発活動が日常的に行われ、予防対策が各方面で展開されている。喘息については死亡率は低下傾向を示し、ピーク時の95年から14年は3分の1以下まで減少してきた。医薬品の進化は言うまでもないが、デバイス製剤が次々に発売され、その結果、死亡率低下や増悪防止に貢献してきたと考えられる。他方で、自覚症状の軽減など、個人的な理由で服薬を中止する患者が跡を絶たず大きな課題として存在している。また、呼吸器領域の医師や医療スタッフは多忙を極めており、地域が一丸となってサポート体制を構築し、治療に当たる必要性が指摘されている。まさにアドヒアランスの重要性が最も問われる領域... 　今回は、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）や喘息、インフルエンザの治療薬として注目される主なデバイス製剤を取り上げる。　ＣＯＰＤ患者数は団塊の世代の高齢化に伴い増加傾向を示している。一方で、禁煙推奨や啓発活動が日常的に行われ、予防対策が各方面で展開されている。喘息については死亡率は低下傾向を示し、ピーク時の95年から14年は3分の1以下まで減少してきた。医薬品の進化は言うまでもないが、デバイス製剤が次々に発売され、その結果、死亡率低下や増悪防止に貢献してきたと考えられる。他方で、自覚症状の軽減など、個人的な理由で服薬を中止する患者が跡を絶たず大きな課題として存在している。また、呼吸器領域の医師や医療スタッフは多忙を極めており、地域が一丸となってサポート体制を構築し、治療に当たる必要性が指摘されている。まさにアドヒアランスの重要性が最も問われる領域の製

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