深層◎調剤報酬改定
個店薬局を「潰す」改革が始まる
まるで危機感がない日薬執行部
2015年12月1日号
自民厚労族も厳しい視線(日薬・山本信夫会長と鴨下一郎元環境相)「地域医療に対応する薬局数は郵便局並みの『2万5000軒』。それに高度薬学管理や利便性を踏まえた門前・敷地内・院内薬局が、病院約8000施設に対し、余裕を持って『1万軒』。足して『3万5000軒』。現状から4割カットだろう」
強烈な改革案を受け、調剤チェーン幹部は苦笑交じりに、こんな「10年後のビジョン」を口にした。
「本気でやりかねないね」
同氏がそう語ったのは11月上旬のこと。財務省が10月30日の財政制度等審議会・財政制度分科会に提示した、16年度調剤報酬改定「試案」を受けたものだ。そこで示された調剤報酬の抜本的改革に向けた考え方、そして前例のないほど具体的に突っ込んだ「点数設計」は、財務省が分業の改革に並々ならぬ意欲を持っていることを関係者に知らしめた。
分業の改革、よりわかりやすく言えば「...
自民厚労族も厳しい視線(日薬・山本信夫会長と鴨下一郎元環境相)「地域医療に対応する薬局数は郵便局並みの『2万5000軒』。それに高度薬学管理や利便性を踏まえた門前・敷地内・院内薬局が、病院約8000施設に対し、余裕を持って『1万軒』。足して『3万5000軒』。現状から4割カットだろう」
強烈な改革案を受け、調剤チェーン幹部は苦笑交じりに、こんな「10年後のビジョン」を口にした。
「本気でやりかねないね」
同氏がそう語ったのは11月上旬のこと。財務省が10月30日の財政制度等審議会・財政制度分科会に提示した、16年度調剤報酬改定「試案」を受けたものだ。そこで示された調剤報酬の抜本的改革に向けた考え方、そして前例のないほど具体的に突っ込んだ「点数設計」は、財務省が分業の改革に並々ならぬ意欲を持っていることを関係者に知らしめた。
分業の改革、よりわかりやすく言えば「薬
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