医薬経済オンライン

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後発品調剤できない薬局の憂鬱

16年度改定は「最後」のアクセルが踏まれる

2015年12月1日号

 15年3月期第2四半期累計の決算が出揃った。後発品市場を眺めていると、寡占化が若干だが進んだように思える。  後発品の売上高上位11社の総計は前年同期比13.4%増の2644億円となり、大手専業メーカー3社の構成比は62%から63.2%へと上昇した(表1)。この3社は企業努力もあるが医療機関や調剤薬局から認知されていると言えよう。注目なのは、日本調剤グループの日本ジェネリックが日本ケミファを抜いて売上高5位となったことだ。伸び率を見れば、その格差は広がっていくと思われる。  絶好調だった4位のMeijiSeikaファルマと日本ジェネリックの差はあるが、情報開示されていないテバ製薬を含めると、この3社が20年までに、4位と5位のポジションを巡って激しい競争を繰り広げるだろう。  日本ジェネリックに関して、もう1つ言及すると、自力での成長が大前提となるが、長生堂を買収し...  15年3月期第2四半期累計の決算が出揃った。後発品市場を眺めていると、寡占化が若干だが進んだように思える。  後発品の売上高上位11社の総計は前年同期比13.4%増の2644億円となり、大手専業メーカー3社の構成比は62%から63.2%へと上昇した(表1)。この3社は企業努力もあるが医療機関や調剤薬局から認知されていると言えよう。注目なのは、日本調剤グループの日本ジェネリックが日本ケミファを抜いて売上高5位となったことだ。伸び率を見れば、その格差は広がっていくと思われる。  絶好調だった4位のMeijiSeikaファルマと日本ジェネリックの差はあるが、情報開示されていないテバ製薬を含めると、この3社が20年までに、4位と5位のポジションを巡って激しい競争を繰り広げるだろう。  日本ジェネリックに関して、もう1つ言及すると、自力での成長が大前提となるが、長生堂を買収したこ

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