医薬経済気象台
景気は後退局面入りの可能性も
—海外悪化で弱気に振れる企業心理—
2015年12月1日号
7〜9月期のGDP(国内総生産)速報値が発表された。実質成長率は予想していたようにマイナスだった。実質で前期比▲0.2%、年率換算すると▲0.8%だった。4〜6月期も▲0.2%だったが、年率にすると▲0.7%だったから、わずかではあっても4〜6月期より悪化の度合いが大きかったことになる。市場の事前の予想は年率で▲0.3%だったから、市場予想を超える落ち込みだった。
2四半期連続のマイナス成長は、昨年4〜6月期、7〜9月期以来となる。1年前と同じことを繰り返したことになるが、その背景には違いがある。昨年は消費税増税の影響が尾を引いて足を引っ張った。納得できる連続マイナスで、これが一巡した10〜12月期にプラス転換した。ところが、今年度は増税の影響はなくなっているのだから、本来なら回復軌道に入って当然のはず。それが2四半期連続のマイナス成...
7〜9月期のGDP(国内総生産)速報値が発表された。実質成長率は予想していたようにマイナスだった。実質で前期比▲0.2%、年率換算すると▲0.8%だった。4〜6月期も▲0.2%だったが、年率にすると▲0.7%だったから、わずかではあっても4〜6月期より悪化の度合いが大きかったことになる。市場の事前の予想は年率で▲0.3%だったから、市場予想を超える落ち込みだった。
2四半期連続のマイナス成長は、昨年4〜6月期、7〜9月期以来となる。1年前と同じことを繰り返したことになるが、その背景には違いがある。昨年は消費税増税の影響が尾を引いて足を引っ張った。納得できる連続マイナスで、これが一巡した10〜12月期にプラス転換した。ところが、今年度は増税の影響はなくなっているのだから、本来なら回復軌道に入って当然のはず。それが2四半期連続のマイナス成長
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