interview
加藤進・中外製薬常務執行役員営業本部長
2015年12月1日号
売上目標も〝エビデンスベース〟で──MRに売上目標は必要ですか。加藤 営業である以上は、売上げに対する評価は必要だ。だが、薬の場合は、単に売上げを伸ばせばいいわけではない。患者のいないところに、売上げは立たないからだ。我われは、売上高を製品の“浸透度”として見ている。中外の薬を必要としている患者に、どれだけ届いているのかを測る指標として、MRの評価に課している。 中外の売上高は、がん領域が半分以上を構成している。アンメットメディカルニーズの高い領域だ。既存薬よりも延命できる治療薬や、遺伝子変異別の個別化製品なども扱うが、これらは必ずしも市場に十分に浸透しているとは言えない。治療ガイドラインに製品が組み入れられても、ガイドライン自体が一般化されていないケースもある。MRは薬の宣伝だけをしていればいいのではなくて、必要としている患者に対し、アン...
売上目標も〝エビデンスベース〟で──MRに売上目標は必要ですか。加藤 営業である以上は、売上げに対する評価は必要だ。だが、薬の場合は、単に売上げを伸ばせばいいわけではない。患者のいないところに、売上げは立たないからだ。我われは、売上高を製品の“浸透度”として見ている。中外の薬を必要としている患者に、どれだけ届いているのかを測る指標として、MRの評価に課している。 中外の売上高は、がん領域が半分以上を構成している。アンメットメディカルニーズの高い領域だ。既存薬よりも延命できる治療薬や、遺伝子変異別の個別化製品なども扱うが、これらは必ずしも市場に十分に浸透しているとは言えない。治療ガイドラインに製品が組み入れられても、ガイドライン自体が一般化されていないケースもある。MRは薬の宣伝だけをしていればいいのではなくて、必要としている患者に対し、アンメッ
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