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OUTLOOK・欧米のMR事情

医師のMRとの面談傾向

第346回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2015年12月1日号

 ここ数年、米国ではMR数が減少傾向にあるが、医師とMRの面談の傾向はどのようになっているのだろうか。米国のコンサルタント会社であるZSアソシエイト社とCMIコンパス社の14年、15年の調査結果を検証してみよう。 14年夏のZS社の報告では、米国MRの医師との面談は、かなり少なくなったとされた。原因はいろいろ考えられているが、例えば支払者や医療提供側の合併・統合が影響するほか、医師の仕事が以前にも増して忙しくなっていることや、とくに若い医師が製薬会社からの情報入手の方法に関して、モバイル機器などを用いたデジタル・コミュニケーションを大事にする傾向にあることなどが挙げられている。 だが、15年になってその傾向が少し変化しているという報告もある。MRと医師の最新の面談傾向に関して2つの調査があり、ひとつはZS社の15年調査(63万2000人の医師に100以上の...  ここ数年、米国ではMR数が減少傾向にあるが、医師とMRの面談の傾向はどのようになっているのだろうか。米国のコンサルタント会社であるZSアソシエイト社とCMIコンパス社の14年、15年の調査結果を検証してみよう。 14年夏のZS社の報告では、米国MRの医師との面談は、かなり少なくなったとされた。原因はいろいろ考えられているが、例えば支払者や医療提供側の合併・統合が影響するほか、医師の仕事が以前にも増して忙しくなっていることや、とくに若い医師が製薬会社からの情報入手の方法に関して、モバイル機器などを用いたデジタル・コミュニケーションを大事にする傾向にあることなどが挙げられている。 だが、15年になってその傾向が少し変化しているという報告もある。MRと医師の最新の面談傾向に関して2つの調査があり、ひとつはZS社の15年調査(63万2000人の医師に100以上のブラ

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