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生き残った塩崎厚労相の使い道

社会保障政策の舞台回しは加藤一億相

2015年11月15日号

 第3次安倍改造内閣で、塩崎恭久氏は厚生労働相にとどまった。だが、新たに予算がつく社会保障政策で表舞台に立つのは、一億総活躍担当相・加藤勝信氏となる見通しだ。黒子に回らざるを得ない塩崎氏のプライドの高さは人一倍。政官界に「あの塩崎に我慢ができるのか」との懸念が広まっている。  10月29日午後。首相官邸であった有識者会議「1億総活躍国民会議」の初会合で、自身の経済政策・アベノミクスを自賛した安倍晋三首相は「経済成長できるという自信を取り戻した今こそ、少子高齢化に真正面から取り組むべきだと判断した」と述べ、「加藤大臣中心に緊急対策をとりまとめてほしい」と結んだ。会合では民間委員が持論を述べるなか、塩崎氏は持参した資料を1分間説明しただけ。政治の側の主役は、首相と加藤氏であることが鮮明となった。  塩崎氏の続投は既定方針ではなく、当初は降板要員だっ...  第3次安倍改造内閣で、塩崎恭久氏は厚生労働相にとどまった。だが、新たに予算がつく社会保障政策で表舞台に立つのは、一億総活躍担当相・加藤勝信氏となる見通しだ。黒子に回らざるを得ない塩崎氏のプライドの高さは人一倍。政官界に「あの塩崎に我慢ができるのか」との懸念が広まっている。  10月29日午後。首相官邸であった有識者会議「1億総活躍国民会議」の初会合で、自身の経済政策・アベノミクスを自賛した安倍晋三首相は「経済成長できるという自信を取り戻した今こそ、少子高齢化に真正面から取り組むべきだと判断した」と述べ、「加藤大臣中心に緊急対策をとりまとめてほしい」と結んだ。会合では民間委員が持論を述べるなか、塩崎氏は持参した資料を1分間説明しただけ。政治の側の主役は、首相と加藤氏であることが鮮明となった。  塩崎氏の続投は既定方針ではなく、当初は降板要員だった。

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