IMSデータに見る市場動向
発売5ヵ月で首位となったソバルディ
2015年11月15日号
市場調査会社IMSジャパンの調査では、15年第3四半期(7〜9月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)が前年同期比で7.4%増の2兆5774億3200万円と好調だった。消費税増税による駆け込み需要、薬価改定で減少した反動だ。 市場別では病院が1兆819億4900万円で12.5%増、開業医が4.0%増の5301億1800万円、薬局そのほかが4.1%増の9653億6500万円となった。開業医もプラスになった。 病院が非常に伸びたのは、単価の高い新薬を使った効果とみられている。開業医と調剤薬局も増えているが、比較的安価な生活習慣病薬や後発品が多く使われているため、4%の伸びなのだろう。 製品トップは5月に発売された「ソバルディ」だ。医薬品卸も潤したこの製品は432億9400万円という驚異的な数値を叩き出した。薬効5位に入った全身性抗ウイルス剤は、ソバルディや「ダクルインザ」などが貢献している。 2位の...
市場調査会社IMSジャパンの調査では、15年第3四半期(7〜9月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)が前年同期比で7.4%増の2兆5774億3200万円と好調だった。消費税増税による駆け込み需要、薬価改定で減少した反動だ。 市場別では病院が1兆819億4900万円で12.5%増、開業医が4.0%増の5301億1800万円、薬局そのほかが4.1%増の9653億6500万円となった。開業医もプラスになった。 病院が非常に伸びたのは、単価の高い新薬を使った効果とみられている。開業医と調剤薬局も増えているが、比較的安価な生活習慣病薬や後発品が多く使われているため、4%の伸びなのだろう。 製品トップは5月に発売された「ソバルディ」だ。医薬品卸も潤したこの製品は432億9400万円という驚異的な数値を叩き出した。薬効5位に入った全身性抗ウイルス剤は、ソバルディや「ダクルインザ」などが貢献している。 2位の「ア
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